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環境に配慮した工事

中部縦貫自動車道の予定地にギフチョウが生息しており、食草のヒメカンアオイの移植地にどれだけ卵が生まれているか毎年の調査に立ち会った。
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間伐された影響もあり以前より明るくなって期待が膨らむ。地元で環境のことを学んでいる高校生と先生、アセスメントの職員、国土交通省環境アドバイザーで調査した。
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急用があったので最後までいられなかったが昨年よりは多くの卵が見つかったようだ。飼育下だと350~400くらい産卵するが野外だと大体100卵前後と言われている。
仮にこの調査で300卵見つかったとしても僅か3♀によるもなので、決して安定した発生地とは言えない。杉の枝をもっと払って林床に木漏れ日が当たるようになれば、食草のヒメカンアオイが増えると思われる。
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by yoshikata15 | 2018-06-02 21:34 | 自然景観 | Comments(2)

Commented by ねずまま at 2018-06-04 18:06 x
道路工事は 環境破壊ばかりと思っていましたが
こういう事もやっているんですね。環境のことを考えている地元に対するポーズでないことを祈りますが。
Commented by yoshikata15 at 2018-06-08 08:23
国土交通省環境アドバイザーの提言で、アセスメント会社が継続調査をしています。自身も今まで色んなアセスの会社と交流を持ったが、この会社はちゃんとした良い組織だと思います。工事をする側からのアセスは、猛禽類など不利になるような生物が出ても、工事を中止にしなさいと言えないと、あるアセスの職員が言っていました。調査データーを正しく公開して提言するのがアセスの仕事だと思っていますが、実態はどのように提言されているのでしょうか。
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