翌日は熊本で撮影した。天気に恵まれ多くの個体が飛翔した。
ここはオカトラノオがなくアザミの仲間で吸蜜している個体が殆どだ。
♀は色々な斑紋の変異があって興味深く感じた。新鮮な♂がいたがこれは♀の時期に出現する通称デカ♂と言われる個体である。
この花には1度だけ飛来したが口吻は伸ばさなかったので吸蜜活動ではない。
撮影時に気づかなかったがこれは裏面の銀紋が繋がった異常型だが、開翅写真を見る限り
後翅表面に異常は認められなかった。同じ株たちのアザミで一緒に吸蜜することもあった。
キアゲハは数頭目撃したが、ここはセリ科植物は見なかったので産卵のためでなく、たんにアザミに吸蜜に訪れただけのようだ。ツマグロキチョウは逆光で撮ると胴体が透けて陰影が良く分かる。
撮影後に40年ぶりに友人に会う約束をした。私はすぐわかったが友人は私の変貌振りにさぞかし驚いたことだと思う。昨年の地震で家が被害に遭ったにも関わらずたくましく生きて見えることに感服しました。